仕事や予定に追われ、「休日なのに頭が休まらない」と感じる人は少なくないでしょう。
そんな大人のひとり旅に向けて、札幌・定山渓温泉の章月グランドホテルが、貸切風呂「瞑想の湯」を50分利用できる新たな宿泊プランを販売しています。
宿泊できるのは2026年12月11日までの平日限定。周囲を気にせず温泉に入り、和風会席を味わい、ラウンジでゆっくり過ごす――そんな「自分のペースを取り戻す旅」を意識した内容です。
今回は、提供された発表内容に加えて章月グランドホテルの公式情報も確認しながら、「瞑想の湯」とはどんな貸切風呂なのか、ひとり旅で利用する魅力を詳しく見ていきます。
章月グランドホテルに「瞑想の湯」付きひとり旅プランが登場
野口観光マネジメントが運営する章月グランドホテルは、北海道札幌市南区の定山渓温泉にある温泉宿です。
今回発表されたのは、「大人の自由旅」と貸切風呂を組み合わせたひとり旅向けプラン。最大の特徴は、館内にある貸切風呂「瞑想の湯」を50分利用できる点です。
提供資料によると、対象となる宿泊期間は2026年12月11日までの平日。食事にはホテル自慢の和風会席が用意され、ラウンジサービスも楽しめる内容となっています。
「観光地をたくさん巡る」というよりも、ホテルで静かな時間を過ごすこと自体を目的にしたい人と相性の良いプランといえそうです。
「瞑想の湯」とは?光を抑えた独特の貸切風呂
名前だけでも気になるのが、貸切風呂の「瞑想の湯」です。
章月グランドホテルには2種類の貸切風呂があり、一つは豊平川と渓谷を望む「山渓の湯」。もう一つが、ドーム状の屋根を設け、ほのかな光の中で入浴できる「瞑想の湯」です。公式サイトでも、瞑想に浸れるユニークな空間として紹介されています。
今回のプランでも、室内の光量を最低限に抑え、静かな環境のなかで過ごせることが特徴として打ち出されています。
温泉というと「絶景を見る」「大きな露天風呂に入る」といった楽しみ方が一般的ですが、「瞑想の湯」はむしろ、視覚的な刺激を減らして静けさを味わう方向に振った空間です。
スマートフォンや仕事の連絡から少し離れ、ただ湯につかる。50分という区切られた時間だからこそ、「何もしない時間」を意識してつくれるのも面白いところでしょう。
通常利用では50分の予約制
ホテル公式サイトによると、貸切風呂は16時から23時まで営業し、毎時00分スタートの50分予約制です。
通常料金は、宿泊前日までに予約した場合が50分3,300円、宿泊当日の予約では4,400円となっています。今回の宿泊プランでは、この「瞑想の湯」50分利用がプラン内容に組み込まれています。
そのため、「貸切風呂も使ってみたかった」という人にとっては、宿泊とまとめて予定を立てやすいのもメリットです。
温泉は75℃の源泉を使用
章月グランドホテルの温泉そのものにも特徴があります。
公式サイトによると、同館では75℃の源泉をかけ流しで使用。泉質はナトリウム-塩化物泉で、大浴場のほか、天然温泉の蒸気を利用した蒸し風呂も設けられています。
大浴場、蒸し風呂、貸切風呂はいずれも館内4階にあります。
貸切の「瞑想の湯」で一人の時間を楽しみつつ、広い大浴場や蒸し風呂にも入る。そんな「温泉そのものを目的にする滞在」も組み立てやすそうです。
ひとり旅と貸切風呂は意外に相性がいい
貸切風呂というと、夫婦やカップル、家族で利用するイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、一人で利用するメリットもあります。
大浴場では周囲への最低限の気遣いが必要ですが、貸切風呂なら50分間、自分だけの空間になります。入浴する時間も、湯船から出て休むタイミングも自由です。
特に今回の「瞑想の湯」は、明るさを抑えた空間そのものが特徴です。
「誰かと話す必要がない」「予定を合わせなくていい」というひとり旅の自由さと、「誰にも邪魔されない貸切風呂」は、実はかなり相性の良い組み合わせといえるでしょう。
入浴後はラウンジ「章月倶楽部」でゆっくり過ごせる
章月グランドホテルでは、温泉以外の館内時間も充実しています。
6階には渓谷側に大きな窓を備えたラウンジ「章月倶楽部」があり、宿泊客向けに時間帯ごとにさまざまなサービスが提供されています。
たとえば公式サイトでは、定山渓の銘菓とお茶を提供するサービスのほか、世界各地のはちみつを味わえる「蜂蜜バイキング」を案内。2026年3月からは、かつお・昆布・海老などを楽しめる「お出汁バー」も登場しています。
温泉から上がった後、すぐに外出する必要がなく、そのまま館内でのんびりできるのは温泉ひとり旅では大きな魅力です。
本を読む、渓谷を眺める、飲み物を楽しむ。
「次に何をするか」を決めなくてもいい時間こそ、このプランのテーマに合っているのかもしれません。
夕食は和風会席。一人でも「旅館の食事」を楽しめる
今回のプランでは、章月グランドホテル自慢の和風会席も楽しめます。
ひとり旅の場合、食事を簡単に済ませてしまうケースもありますが、温泉宿なら「夕食そのものを旅のイベントにする」という楽しみ方ができます。
貸切風呂、夕食、ラウンジ、大浴場という流れを組み合わせれば、観光予定を詰め込まなくても一晩をゆったり過ごせます。
ホテルに滞在すること自体を旅行の目的にする、いわゆる「おこもり旅」をしてみたい人にも向いていそうです。
札幌駅から定山渓へ送迎バスも運行
定山渓温泉は札幌市内にありますが、札幌中心部からは少し距離があります。
章月グランドホテルでは札幌駅発着の送迎バスを運行しており、2026年5月以降は札幌駅14時発、ホテル15時10分ごろ着、帰りはホテル10時30分発、札幌駅11時45分ごろ着というスケジュールが案内されています。
2026年5月以降の乗車料金は片道1人1,000円で、ホテルへの電話または公式ホームページから宿泊予約した場合は片道500円引きとなります。運休日やキャンセル規定もあるため、宿泊予約とあわせて最新情報を確認しておくのがおすすめです。
車を運転せずに温泉へ向かいたい一人旅でも利用しやすい選択肢です。
「予定を入れない旅」をしたい大人に合いそう
今回のプランで興味深いのは、「一人で泊まれる」というだけではなく、静かな50分を過ごす貸切風呂そのものが旅の目的になっていることです。
旅行というと、どうしても「せっかく来たのだから」と観光名所や飲食店を予定に詰め込みがちです。
一方で、定山渓の温泉宿に泊まり、貸切風呂で静かに湯につかり、食事をして、ラウンジで過ごすだけでも十分に旅になります。
忙しい日常から離れるために出かけたのに、旅行先でも時間に追われてしまう――そんな経験がある人ほど、「何もしないことを予定に入れる旅」は新鮮に感じられるかもしれません。
12月11日までの平日、静かな50分を旅の主役に
章月グランドホテルの新プランは、2026年12月11日までの平日限定です。
貸切風呂「瞑想の湯」を50分利用でき、和風会席やラウンジサービスと組み合わせながら、一人の時間をじっくり楽しめるのが特徴です。
定山渓温泉は札幌からアクセスできる温泉地だけに、長期休暇を取るような大旅行ではなく、「平日に1泊だけ自分の時間をつくる」といった使い方にも向いています。
観光スポットをいくつ回ったかではなく、どれだけ静かに過ごせたかを旅の満足度にする。
そんな大人の温泉ひとり旅を探している人にとって、「瞑想の湯」は気になる選択肢になりそうです。
※宿泊対象日、料金、空室、食事内容、貸切風呂の利用条件などは変更される可能性があります。予約時には章月グランドホテルの公式サイトで最新情報をご確認ください。
